2013年9月アーカイブ

シリコンデンチャー

シリコンデンチャーは、義歯の床部分を生体用シリコンでカバーする新しいタイプの義歯です。生体用シリコンの弾力が強く噛んだ時に歯茎にかかる負担を軽減し、吸着力を発揮します。「痛い」「外れやすい」「噛めない」など、従来の義歯のデメリットを解消するとともに、歯茎をやさしく保護します。 当研究所の場合、通常の型採りに加え、動的な型採り(型採り時に少し動かしたり、ズラしたりする)を行っているため、より正確・精密な義歯製作が可能です。通常のシリコンデンチャー以上にしっかりと噛むことができ、痛みがないことを特徴としています。

バネのない入れ歯(ノンクラスプデンジャー) 

クラスプ(金属製のバネ)を使用しておらず、見た目には入れ歯だと分からないほど自然な見た目が特徴です。素材が適度に柔らかいため、擦れて痛くなりにくいです。

入れ歯について

入れ歯は、失われた歯の機能を補う治療法としてもっとも一般的な補綴(ほてつ)治療です。「見た目がよくない」「すぐに外れてしまう」など入れ歯に対する抵抗感をお持ちの方もいらっしゃるとは思いますが、手術が不要で、どなたでも手軽にお使いいただけるのが最大の魅力です。また近ごろでは、見た目にも装着感にも優れた自費の入れ歯も数多く作られています。

■入れ歯のメリット

治療費を抑えられる
保険診療の入れ歯の場合、治療費を安く抑えることができます。また、自費診療の入れ歯を選んだとしても、インプラント治療などそのほかの補綴治療に比べれば安価に済みます。

手術が不要で手軽に作れる
 インプラント治療など手術が必要な補綴治療とは異なり、入れ歯は手軽にどなたでも作ることができます。

 

治療期間が短くて済む
入れ歯の作製期間は1~2ヶ月程度ですので、比較的短期間で失われた歯の機能を回復できます。

 

■入れ歯のデメリット

 

自分の歯やインプラントで咬むよりも能力が格段に劣る

入れ歯はインプラントと異なり歯根がなく、歯ぐきにぴったりとフィットするように乗せているだけなので、咬む力が本物の歯の機能に比べて劣ります。

 

取り外しをしなくてはいけない

接着剤で固定するブリッジやインプラントと違い、入れ歯は取り外し式になります。銀のバネが見えたり、食べ物によって外れてしまうという事が起きてしまいます。


 

金属アレルギー

金属アレルギーをいったん発症すると、生じた抗体は数十年経っても消失しないことがある為、慢性疾患となる恐れがあります。口腔内は唾液や細菌の関与、飲食による酸性度や温度の変化により金属イオンの溶出はとても起こりやすく、溶出した金属イオンは唾液によって飲み込まれ、簡単に体内へ吸収されてしまいます。このようなお口の中にアレルギーを引き起こしやすい物質が存在することで、今までなんともなかった方がいつ発症するかもしれません。メタルフリー治療を行うことで、このような発症を防ぐことができます。